大人の英語 vs 子供の英語 〜 聞き取れない理由
☆ 大人の英語
子供は、生まれてから2,3年もすると普通に言葉を話すようになります。もし、私たちが 英語圏の国に生まれていたら、今頃英語はペラペラでしょう。
それは、言語学習には 「臨界期(critical period)」と呼ばれるものがあるためです。
15歳まで、特に小学生ぐらいまでに英語圏の国で生活すれば、難なく英語は習得できますが、15歳を過ぎてから言語学習を始めた場合、ネイティブと同じくらい完璧に100%聞けるようにはならないのです。
また、ネイティブの話すスピードが速いということもありますが、周波数の問題もあります。
英語の周波数は、日本語の周波数と違うのです。
日本語の周波数は 150〜1,500 Hlz
英語の周波数は 2,000〜12,000 Hlz で、日本人の耳には、英語の周波数は聞き取りにくいといわれています。
日本人の脳は、日本語の周波数にチューニングされているため、日本語ならば、何を言っているかわかるのです。
では、15歳を過ぎた日本人は、今から英語を勉強しても無駄なのか?
答えは NO ! です。
100%完璧に聞けるようにならなくても、80〜90%に目標を定めて、大方わかるようになれば、英語での意思疎通は可能なのです。
日本語でもそうじゃありませんか?
たまに友達が、自分の知らない難しい分野の話をしていて、いくつかわからない言葉を言っていたけど、なんとなくわかった、というようなことは誰にでもあると思うのです。
その程度の理解力でも、私たちは、日本語で人とコミュニケーションができています。
また、私たち日本人の脳は、日本語の周波数にチューニングされていますが、脳が何語にチューニングされるかは、どれだけ多くその言語を聞いたかで決まります。
つまり、英語を聞き取るには、日本語を一切排除して、英語漬けになる時間をできるだけ増やせばいいのです。
ただ、あまりにも難しくて、何を言っているのかさっぱりわからない英語を聞いていても、それはただの雑音同然で、無意味です。
自分のレベルにあった英語、つまり、内容がある程度わかり、80%ぐらいの理解力を目指せる英語がいいでしょう。
そのレベルの英語で、”英語漬け”になる環境を作る努力をしましょう。
半日、英語のDVDを見る、カラオケで好きな英語の歌を聴きながら歌う、、今日読む活字は英語だけ、など、自分でルールを作って、できるだけ英語に触れる時間を増やしましょう。
そして、100%ではなく、80〜90%位の理解力を目指して努力を続ける、というのが大人の学習の長続きの秘訣でしょうか。
☆ 子供の英語 と 英語の歌
子供というものは、抜群の吸収力を持っています。
小さいころから、英語の歌などをいつも聞いていると、一つ一つの音やリズムが、運動記憶として、脳に定着していきます。
そして、中学生や高校生になった時に理論と結びつき、最終的には、知的記憶と運動記憶の両方が確立されます。
「ああ、小さい時に歌っていたあの歌詞は、現在完了だったのか〜!」「こういう意味だったんだ〜!」などと、合点する瞬間が来るはずです。
また、いつも歌を聞いていると、自然に歌えるようになるところも、子供のすごいところです。
月岡英語くらぶの キッズクラスにも、歌は毎回取り入れています。
お子さんをお持ちのお母さん、お子さんにぜひ英語の歌を聞かせてあげてください。
きっと、将来の英語習得に向けて、いい下準備になると思います。
☆ 子供には外国人講師 or 日本人講師?
子供には、外国人講師と日本人講師のどちらが英語を習得できますか?とよく聞かれます。
外国人に習うなら、毎日通わせられるところか、または、英語のレッスン日以外でも、家で毎日英語に触れさせないと、あまり意味がないと思います。
週1回 習いに行くだけで、英語を話せるようにはなりません。ここは日本なのです。
英語圏の国と同じ環境を用意できるのなら、バイリンガルになれると思います。
つまり、インターナショナルスクールに通わせる(この選択は田舎では難しいですね。)、どちらかの親が英語圏の国出身、そうでなければ、家で常に英語を話す、等の環境です。
英語を話せるようにしてやりたい、という親の願いは、上記の環境以外は、日本にいるとかなり難しいことで、外国人講師か、日本人講師かは、親の好みになってきます。
将来的に、受験のことを考えるなら、文法の説明ができる日本人、コミュニケーション能力を高めたいのであれば、外国人講師がいいかもしれません。
日本にいて、英語を話せるようになるのは難しいですが、子供は抜群の吸収力を持っていますので、中学生英語を勉強する前の下準備として、英語に触れる機会を与えてあげることは、とても有意義なことだと思います。
月岡英語くらぶのキッズレッスンは、4人以上のグループを作ってくだされば、始められます。
2〜3人でもいいですが、プライベート料金になり、割高になります。(1人は受け付けていません。)
お友達に声をかけて、グループを作ってみてはいかがですか?
現在のキッズクラスも、お母さん方が声を掛け合って作ったグループです!